職場のストレスは上司しだい【部下のメンタル管理】 [職場]
2015年12月に法律で「ストレスチェック制度」が始まりました。
ストレスが高い者が多い部門や、
上司や同僚のサポートの有無を会社側が把握し、
改善計画を立てることが義務付けられています。
上司は部下が精神面での不調者を出さないために
何をしたらよいのかを考えながら、
日々の業務を遂行していかなければなりません。
年に2人以上の精神不調者を出してしまう部署は、
組織として業務負担が大き過ぎるか、
その部署内のコミュニケーションが取れていない長がいることが
ほとんどです。
一方で、どんなに忙しくても、
精神不調者が出ない部署もあります。
部署の長には、
コミュニケーションの基本である3つ
「思う・聞く・話す」があります。
①部下を「思う」
部下は他人ですから
部下に関してわからないことはあって当然です。
だからこそ部下の置かれている状況
(業務上も、私生活も)を少しでも理解しようとする心遣い、
姿勢こそ、部下との円滑な関係の第一歩です。
そういった気持ちを部下は感じ取るものです。
②部下から「聞く」
部下から相談があると、
話を少しだけ聞いて終始アドバイスだけではダメです。
部下は必ずしもアドバイスを求めているとは限りません。
自分の状況を知ってほしい、聞いてほしいだけの時もあります。
傾聴すること、つまり積極的に関心を持って注意深く話を聞くことです。
部下が話をしてきたら、自分の意見を言うよりも、
部下の話を中心とした場にしましょう。
それだけで、部下は自分の存在を認められたと感じ、
気が楽になることも多いのです。
③部下に「任す」
部下に主体性を持ってきちんと仕事を任せましょう。
仕事は「振るのではなく、任せる」が大切です。
決して突き放すことはせず、
部下の実力に見合った業務を
上司の責任の範囲内でしっかり教えて任せましょう。
そして、部下に小さいながらも成功体験をさせてあげましょう。
成功体験は、部下に自主性、主体性をもたせ、
ますます業務に積極的に関わるようになるものです。
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さらに、上司が注意すべき次の3点があります。
①怒るのではなく、叱る
怒るとは自分の感情を相手にぶつけることです。
自分の感情は自分で処理し、部下に対して怒りを感じるときは、叱りましょう。
叱るとは相手のことを思い、改善を願って注意、助言することです
。
しかし、叱るときには「今・ここ・私」と自問してから叱りましょう。
「今、私が叱るべきだろうか?」
今自分はイライラしていないか、不機嫌ではないか、
体調は万全かの3点を顧みましょう。
イライラ、不機嫌、体調不良のときは、
高い確率でたんなる部下への八つ当たりであることが
多いものです。
その場合、叱るのは先延ばしにした方が
賢明です。
「ここで、私が叱るべきだろうか?」
今、この場所で、この空気で叱るよりは、
後で周りに他人がいない時の方が、
落着いたときの方が適切ではないかと考えてみる。
「そもそも私が、叱るべきだろうか?」
叱るべきは本当に私でいいのだろうか、
他に任せた方が、
筋が通っているのではないかと考えてみます。
②厳守すべき「叱りぐせ」(し・か・り・ぐ・せ)
実際に叱る必要があるときは、当然叱ることも仕事です。
しかし、相手を全面的に否定したり、感情的になったりせず、
具体的に何がダメだったのか、
今後はどうすべきかを建設的に叱ります。
叱る際には、以下の「しかりぐせ」を守りましょう。
〈し〉身体的接触は絶対禁止
〈か〉過去は責めずに、隔離して2人だけで
〈り〉理論的に(感情的にならずに)
〈ぐ〉具体的に説明する
〈せ〉性格を責めない
③決して見放さない
精神不調と思われる部下は声をかけたのに、
「いいです(遠慮します、大丈夫です)」と拒否することもあります。
だからといって以降、見放してはいけません。
1~2週間後に部下の不調がやはり続いていると感じるのであれば、
もう一度、声をかけましょう。
以上のことを実行しても、
部下の中にはストレスをためる人が出てきます。
ストレスがたまると人はその影響(ストレス反応)が
「心」か「体」か「行動」に表れます。
心と体は他人には気づきにくいのですが、
上司が見て分かりやすいストレス反応は、行動の反応です。
主に5つの兆候を見逃さないようにしましょう。
①遅刻、早退、欠勤、時間外労働が増える
②働いている時間に見合った結果・成果が出てこない
③挨拶がなくなる(おはようございます、お先に失礼します など)
④ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が減る
⑤外見の急な変化 (寝不足の顔・女性は化粧しないで出勤・男性は寝癖や無精ひげのまま出勤 など)
上記のような兆候に気がついたときは、
治すつもりで声をかける必要はなく、
「連携する」ために声をかけましょう。
「いつもと違うけどどうしたの?」「大丈夫?」と、
部下に声をかけ、話を聞きましょう。
部下との連携は、上司の大きな役割です。
年に1回以上の「ストレスチェック制度」が法律で義務化されたことは、精神不調者の急増を厚生労働省が社会問題としたためです。
職場では、今後ますます
部下の精神状態を正常に保つことを
上司に求められます。
ストレスチェックであなたの部署が
ストレス蔓延であるという結果が出てしまえば、
あなたの今後の業績にも関わる事態となります。
少しでも、今回の記事を参考にしていただければと思います。
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ストレスが高い者が多い部門や、
上司や同僚のサポートの有無を会社側が把握し、
改善計画を立てることが義務付けられています。
上司は部下が精神面での不調者を出さないために
何をしたらよいのかを考えながら、
日々の業務を遂行していかなければなりません。
年に2人以上の精神不調者を出してしまう部署は、
組織として業務負担が大き過ぎるか、
その部署内のコミュニケーションが取れていない長がいることが
ほとんどです。
一方で、どんなに忙しくても、
精神不調者が出ない部署もあります。
部署の長には、
コミュニケーションの基本である3つ
「思う・聞く・話す」があります。
①部下を「思う」
部下は他人ですから
部下に関してわからないことはあって当然です。
だからこそ部下の置かれている状況
(業務上も、私生活も)を少しでも理解しようとする心遣い、
姿勢こそ、部下との円滑な関係の第一歩です。
そういった気持ちを部下は感じ取るものです。
②部下から「聞く」
部下から相談があると、
話を少しだけ聞いて終始アドバイスだけではダメです。
部下は必ずしもアドバイスを求めているとは限りません。
自分の状況を知ってほしい、聞いてほしいだけの時もあります。
傾聴すること、つまり積極的に関心を持って注意深く話を聞くことです。
部下が話をしてきたら、自分の意見を言うよりも、
部下の話を中心とした場にしましょう。
それだけで、部下は自分の存在を認められたと感じ、
気が楽になることも多いのです。
③部下に「任す」
部下に主体性を持ってきちんと仕事を任せましょう。
仕事は「振るのではなく、任せる」が大切です。
決して突き放すことはせず、
部下の実力に見合った業務を
上司の責任の範囲内でしっかり教えて任せましょう。
そして、部下に小さいながらも成功体験をさせてあげましょう。
成功体験は、部下に自主性、主体性をもたせ、
ますます業務に積極的に関わるようになるものです。
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さらに、上司が注意すべき次の3点があります。
①怒るのではなく、叱る
怒るとは自分の感情を相手にぶつけることです。
自分の感情は自分で処理し、部下に対して怒りを感じるときは、叱りましょう。
叱るとは相手のことを思い、改善を願って注意、助言することです
。
しかし、叱るときには「今・ここ・私」と自問してから叱りましょう。
「今、私が叱るべきだろうか?」
今自分はイライラしていないか、不機嫌ではないか、
体調は万全かの3点を顧みましょう。
イライラ、不機嫌、体調不良のときは、
高い確率でたんなる部下への八つ当たりであることが
多いものです。
その場合、叱るのは先延ばしにした方が
賢明です。
「ここで、私が叱るべきだろうか?」
今、この場所で、この空気で叱るよりは、
後で周りに他人がいない時の方が、
落着いたときの方が適切ではないかと考えてみる。
「そもそも私が、叱るべきだろうか?」
叱るべきは本当に私でいいのだろうか、
他に任せた方が、
筋が通っているのではないかと考えてみます。
②厳守すべき「叱りぐせ」(し・か・り・ぐ・せ)
実際に叱る必要があるときは、当然叱ることも仕事です。
しかし、相手を全面的に否定したり、感情的になったりせず、
具体的に何がダメだったのか、
今後はどうすべきかを建設的に叱ります。
叱る際には、以下の「しかりぐせ」を守りましょう。
〈し〉身体的接触は絶対禁止
〈か〉過去は責めずに、隔離して2人だけで
〈り〉理論的に(感情的にならずに)
〈ぐ〉具体的に説明する
〈せ〉性格を責めない
③決して見放さない
精神不調と思われる部下は声をかけたのに、
「いいです(遠慮します、大丈夫です)」と拒否することもあります。
だからといって以降、見放してはいけません。
1~2週間後に部下の不調がやはり続いていると感じるのであれば、
もう一度、声をかけましょう。
以上のことを実行しても、
部下の中にはストレスをためる人が出てきます。
ストレスがたまると人はその影響(ストレス反応)が
「心」か「体」か「行動」に表れます。
心と体は他人には気づきにくいのですが、
上司が見て分かりやすいストレス反応は、行動の反応です。
主に5つの兆候を見逃さないようにしましょう。
①遅刻、早退、欠勤、時間外労働が増える
②働いている時間に見合った結果・成果が出てこない
③挨拶がなくなる(おはようございます、お先に失礼します など)
④ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が減る
⑤外見の急な変化 (寝不足の顔・女性は化粧しないで出勤・男性は寝癖や無精ひげのまま出勤 など)
上記のような兆候に気がついたときは、
治すつもりで声をかける必要はなく、
「連携する」ために声をかけましょう。
「いつもと違うけどどうしたの?」「大丈夫?」と、
部下に声をかけ、話を聞きましょう。
部下との連携は、上司の大きな役割です。
年に1回以上の「ストレスチェック制度」が法律で義務化されたことは、精神不調者の急増を厚生労働省が社会問題としたためです。
職場では、今後ますます
部下の精神状態を正常に保つことを
上司に求められます。
ストレスチェックであなたの部署が
ストレス蔓延であるという結果が出てしまえば、
あなたの今後の業績にも関わる事態となります。
少しでも、今回の記事を参考にしていただければと思います。
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タグ:ストレスチェック制度
2016-04-13 18:43
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