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【洗脳方法】新入社員研修と称した洗脳セミナー[人権侵害] [ブラック企業]

【サラリーマンの適応障害、うつ、不安】人権軽視と侮辱から逃げる勇気を!

新入社員はどのようにしてその企業に勤め続けるのだろうか。
中小企業の社長はたいがいセミナーというものが大好きだ。

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もちろん有意義なセミナーはたくさんあるが、それとは裏腹に参加者の人格を変えてしまうほどの恐ろしい洗脳セミナーが存在する。
それらの名称は、様々だが「人材育成セミナー」などと、もっともらしい名称がつけられている。
新入社員は社長、もしくは上司からセミナーの参加を命令される。

場所はオフィスビルの一室であることがほとんどで、他の会社の人間と参加する。
同じ会社から一緒にセミナーに参加する者はいない。
一人で参加することになるのだ。
「孤独、一人ぼっち、不安」状況を故意につくっているのだ。
一室に集められた十人ほどの人間はセミナー講師から今回のセミナーの説明をされる。
この演説がなんとも胡散臭い。
「会社の未来をあなた方の手で作っていかなくてはならない」
「この先リーダーシップを取る人財にならなければならない」など
とにかく胡散臭いのだ。
だが長時間聞いていると段々とそんな気持ちになるから不思議だ。

そしてまず自己否定から始まる。
全員の前で、思いっきり声を張り上げて自分を否定する。
自分の悪いところ、ダメなところを力いっぱい話させる。
異様な光景。
中には泣き出す者もいる。

その後は二人一組になってお互いの悪いところを罵り合う時間が始まる。
これはかなりきつい。
なぜならまったくの初対面で相手のことなど大して分かりはしないのに否定しなければならない。
人によっては外面的なこと、見た目を否定する者もいたりする
こうして完全にこれまでの自分を否定し尽くしていく作業が行われる。
参加者の中に反発的な人間がいようものなら講師自らが怒鳴り散らして否定していく。
否定、否定、否定…
思考回路が溶けてしまうような異様な時間だけが過ぎていく。
互いを否定しつくすとセミナーの狙いの半分以上は達成されている。

ここから新たな価値基準を植えつけていく。
「会社の業務に一生懸命取り組むことで貴方の価値が上がる」
「会社の業務を通じて人々から感謝される人間になれる」
「自己を高めるために今の仕事がある」
など人格否定を繰り返され意気消沈した人間に希望を与えると、砂漠で喉が渇ききった状態で冷たい一杯の水を飲むのと等しい感覚になる。
そして参加者たちは会社に全身全霊尽くそうと心に誓う。

だが、これで終わりではない。
最後の最後に、もうすぐ解散というところで、参加者全員が横一列に整列させられる。
室内には壮大なメロディーが大音量で流れ、出入り口が開き、そこからはなんと花束を持った自分の上司が現れるのだ!驚く一同。
上司はそれぞれの部下の前に行き、花束を渡しながら「おめでとう!」とそれを手渡す。
よく見るとあの鬼のような上司がちょっと涙ぐんでいるではないか!
そして「ありがとうございます!」と返す部下。
部下の中には号泣している者、上司と抱き合っている者もいるではないか。
「おめでとう!」「ありがとうございます!」そのやりとりが繰り広げられる
外から見れば馬鹿馬鹿しく、くだらない光景だが、これはかなり巧妙な洗脳だ。
実際参加してしまうとその独特な世界観に完全に飲み込まれてしまう。
自我を保とうとするとかなり苦しくなり、いっそ自分を否定してしまったほうが楽だと思うようになってしまうのだ。
講師も言葉のプロだ。
言葉のチョイス、声の大きさ、表情、タイミング、態度どれを取ってもさすがにこれで飯を食っているだけのことはあると感心させられる。
会社に反感を持っていると疑われている人間や新入社員が業務命令として参加させられるケースが多い。
これがブラック企業の一端だ。

【サラリーマンの適応障害、うつ、不安】人権軽視と侮辱から逃げる勇気を!

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