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間違った日本語の口癖「ある意味…」「逆に」など [その他]

【サラリーマンの適応障害、うつ、不安】人権軽視と侮辱から逃げる勇気を!

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あなたの周りに、会話の中で「ある意味…」とよく言う人はいませんか?

私は以前、鳩山氏が首相をやっていた頃、彼がこの「ある意味…」を口癖のように頻繁に使っていたのを覚えています。

20年前にはそんなに使われることがなかった言葉です。

なぜか耳障りに感じるのは、私だけではないと思います。

なぜそう感じるのでしょうか。

辞書には、「ある」=「はっきり決まっていない物事を指して言う言葉」「はっきり言いたくないときにも使う」と記してあり、

用例として

「ある意味では正しい」「ある意味成功だ」

と載っています。

「まちがいとは言えない」「成功と言えなくもない」と言い換えることができる意味合いです。

しかし、最近ではこれとは違った使い方をする人が増えてきました。

例えば「ある意味原宿は若者の独占的な街だ」という使い方。

これは一般的に知られていることですから「ある意味」を付ける必要はまったくないのです。

この場合の、「ある意味」は「いわゆる」「まあ」のような、言葉のつなぎとして使っているのです。

「ある意味」のもともとの使い方とは違うので、聞いていて耳障りに感じるのではないでしょうか。


同じような言葉に、「逆に」があります。

例えば、

「この件は課長に報告する?」と言われたときに「逆に部長の方がいいんじゃない?」

「明日の帰りに食事でも行かない?」と言われたときに「逆に今日はどう?」

のような感じの「逆に」という言葉を頻繁に使う人がいます。

もともと「逆に」という言葉は、受け答えの内容に対立要素がある場合に使われる言葉です。

しかし、最近ではこれとは「それより」「例えば」などの意味で「逆に」が使われているのです。

「逆に」と言われると、反対意見を言うのではないかと一瞬感じ取れます。

これもまた耳障りな間違った使い方なのです。


まだあります。

「正直(言って)…」。

これもよく耳にする言葉です。

辞書には、「本当のところ」という意味でも載っています。

「正直なところ自信がない」など、本音を言う場合に使います。

ところが「正直今年の正月は食べてばかりいたな」など、本音とは無関係の場面で「正直」を頻繁に使う人が多くいます。


これらの言葉は、本来の意味を失って、ただの前置き言葉、つなぎ言葉として使っている日本語の乱れの1つといえるでしょう。

「正直なところ、逆にこれらの言葉はある意味言わなくてもいいのです」

それなりに聞こえてしまいますが、これらの言葉は言わなくても意味が通じる、よけいな言葉なのです。

さらにあげると、「実は」「ここだけの話」「極端な話」「基本的には」「本当言うと」「要は」「私的には」「そもそも…」「ていうか…」などがあります。

これらは完全に口癖ですので、言わないと次が続かなくなるものです。

口癖は、本人は気付かずに頻繁に使ってしまいます。

耳障りで、相手を不快な気持にもさせかねない不要な言葉、お互いに気をつけましょう。

【サラリーマンの適応障害、うつ、不安】人権軽視と侮辱から逃げる勇気を!

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