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バブル期のクリスマスプレゼント/ティファニーオープンハート、あの時代の思い出 [バブル時代/80年代後半~90年代初頭]

クリスマスが近づくにつれ、
気持ちが沈む男の子も多いと思います。

つまり「クリスマスに勝負をかける」
男の子たちです。

それはバブル時代には、
現在とは比較にならないほど、
男の子たちにとっては必死だったのです。

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この当時クリスマスイブには、
シティホテルにお洒落な高級レストラン、
貴金属、花束と言われた時代。

「レストランのディナーに3万円、
プレゼントに3万円、
シティホテルの部屋に3万円」
とだいたい10万円はかかるとされていました。

その一晩のために、男の子たちは夏休み明けから、
さぼれる授業はさぼりまくって、
バイトに精を出さなくてはならなかった
時代だったのです。

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当時、プレゼントの基本は女の子たちにとって
「とりあえず、ひとつもらっとかないと」
とされたのが、
ティファニーの“オープンハート”でした。

クリスマスーディナーのテーブルで、
男の子は精一杯さりげなさを装って、
借り物タキシードのポケットから、
あの白いリボンでくるんだ
水色の箱を取り出したものでした。

あ、いまドキッとした元女の子のあなた、
あの晩、彼からもらったあのオープンハート、
いまどこにしまってありますか。

一度も磨かないまま、黒ずんじゃってませんか。

それともとっくに、質屋に流しちゃいましたか。

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いまは銀座通りの2丁目に巨大な店舗を構えるティファニー、
バブルの頃は銀座4丁目交差点の
三越1階に店舗を構えていました。

1990年12月15日、
オープンハートが入荷されたこの日、
銀座三越開店と同時に1階のティファニーには
二重、三重の人垣ができたことが、
新聞でも報道されていました。

その9割方が若い男性だったそうです。

昨年の同時期にも、
オーブンハートが売り切れになり、
「彼女に言い訳ができない」という客に、
店員が個人的に売り切れ証明書を
一筆したためたこという伝説もあるのです。

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当時、西武百貨店
宇都宮店(2002年12月25日 閉店)の調査によると、
クリスマスプレゼントの平均額は
女性が2万円なのに対して、
男性は5万円だったそうです。

当時、高価なものを彼女にプレゼントしたり、
せっせと食事をおごってくれる男の子のことを、
女の子は「ミツグ君」とよばれ、
揶揄(やゆ)されていました。

「ミツグ君」という流行語は、
バブル崩壊以降は消滅したコトバです。

しかしクリスマスプレゼントの平均額は
既婚者になると、
男女とも1万円と値下がりするところが、
なんともわかりやすすぎ? 

「オーブンハートが売り切れで、
店頭でベソをかいた男性がいました」と
店員さんに証言されてしまった彼、
今頃どこでどうしているのでしょうか。

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